アドバンテージレシーバー

自分の良さは面白さだと信じているのだけれど、人と0から仲良くなりたい時、好きな人と仲良くなろうとする時、その面白さは完全に失われる。

これが非常に辛い。

いつものように話せば仲良くなれる可能性はあるのだが、嫌われたくないという感情が強くはたらくために、誰が受け取っても傷つかないような表現しかできなくなる。

でもそれが非常につまらないわけで、だって、そうじゃないですか。アクセントが無いと面白くない。

だから、自分が相手に対してどう思っていようと、つまり相手を好いていようが、特に意識していなかろうが、いつもの面白さを出していかないとどうにもならないのだよ。

-1になるのを恐れた結果、0もしくはそれ以下になる。バカだね。
1を求めていたのだから、0も-1も同じなのに。

それでもいつものように振る舞えないのが、辛いところであり、面白いところだよな。


俺は中学校の時にソフトテニス部に入っていたんですけど、ソフトテニスってプレーを始めるたびにサーブを打つんですよ。

で、そのサーブは、2回失敗すると相手に1点が入ってしまう。

そして、試合をしていれば当然、ここであと1点取られたら負ける、という場面がきます。

そういう時に限ってサーブを打たなくちゃいけないんですよ。自分が。

形式としてのサーブ、つまり「相手のコートの決められた範囲にボールを打って入れる」ということ自体は、別に難しくないんです。

ただ、基本的なサーブっていうのはボールを上にトスして高い打点でしっかり叩いて強いボールを打たないといけないんですよ。そして、そのプレーの主導権を握る。それが理想的なサーブ。

そのために、普段からサーブの練習をしまくっているのです。

でも、あと1点で負ける時の自分のサーブは、いつものように打つのが怖い。

強いサーブというのは、コントロールが乱れやすい。ここで強いサーブを打とうとして失敗するくらいなら、弱めに打って、とりあえず入れて、その後なんとかしよう。そう考えてしまう。

そして、コントロールを重視して、弱いサーブを打つ。そうすると、相手が弱くない限り、強いレシーブがくる。

ああ、やっぱりそうなりますよね。

もう、こうなったら負けです。



最初の話と同じだということですよ。

勝つためには、練習してきたいつもの自分が打てる良いサーブを打とうとしなくてはいけない。自分が信じる自分の面白さを出していかないといけない。

でもそれが怖いんですよ。

弱者の考えですかね。



これを克服するには、強くならないといけない。

サーブを失敗するかもしれないという次元を卒業しなければいけない。



事実はどうあれ、自分で、自分の長所は面白さだと思っているのならば、それで勝負しろよ。